Kanako Shimazaki
クラウドファンディングを終えて出た答え。
1月30日にクラウドファンディングを終えて一週間が経ちました。
支援いただいた皆様への感謝の念は絶えません。本当にありがとうございました。
自分としてもよくこんなことをしようと思ったんだろうかと、ふと驚く時があります。
でも思いついたときはワクワクして止まりませんでした。
これだ!っと思ったのです。そう思ったら、止まらなくなっていました。
話が飛びますが、皆さんには後悔していることってありますか?
あのときに戻って、ああしておけばよかったと。
わたしはどんなに辛いことがあっても今が一番と思うようにしているし、実際にないのですが
今朝、戻りたい時が一回だけあることを思い出しました(もちろん戻れませんが)。
中学3年生の時、わたしは数学が好きでした。
いろいろな公式を当てはめていくと、答えがフッと現れて、
絡んだ糸が解けるみたいな感覚。
女子なのに数学が得意という優越感もあったかもしれません。
ある期末テストの最後の問題で、先生が趣味で作ったであろう問題がありました。
答案返却の際にも、「学年の誰も答えがあっていた人がいなかった」と自慢げに話す先生。
学年5本の指に入る秀才のIさんも、「こんな問題解けるわけないよね」と話しかけてきました。
その答えは√23/57みたいな、なんともヘンテコな答え。
(すでにこの答えも忘れましたし、問題もなんにも覚えていないのですが)
でもわたしはその答えを、問題用紙の計算式の最後に、導き出していたのです。
さらに言えば、解答用紙にこの答えを書いたものの、後から消して白紙で提出しました。
どうせ白紙で出すなら、そのまま提出すればよかったのに
わたしはその、意味を見いだせない数字を、見た目で変だと判断し
「こんな数字あるわけがない」と消してしまったのです。
この答えを書いていたら、わたしは学年で唯一この問題を解いた、先生の挑戦に勝った人間になれたのに…。
それ以来、自分が考えて導き出した答えなら、どんな形であっても書こうと思ったのです。
これはテストだけではなくて、今の自分の性格にも影響しているのかもしれません。
ちゃんと自分で考えたなら、やってみよう、あとで後悔だけはしたくない。
答えがどんなものでも、自分の頭の引き出しから出てきたいろんな方程式で一つの答えを考えていく
その作業中はワクワクするのです。
クラウドファンディングを思いついたときは、この時の感覚に似ていました。
そして思いました。
「私の行ったクラウドファンディングの結果は、傍から見たら中途半端でへんてこりんなものかもしれない
あの時の答えみたいに、この答えに何の意味があるのかと首をかしげるような」
今後の撮影会にしても、着物の質やコーディネートにしても
私自身はプロでも何でもないことに、どこか引け目を感じ、怖さを感じていました。
それでも私自身が必死に、ワクワクして出したこの答えを大切にしたなと、今は思っています。
応援してくださったすべてのみなさまへ
本当にありがとうございました。
みなさまがいなければ、導き出すことのできなかった答えを
これからも大切にしていきたいと思います。
まだまだこれからですので、引き続きよろしくお願いします。
