Kanako Shimazaki
お正月読書・2冊目『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』
お正月に読んだ本、2冊目は藤原さんの本『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』
この方はわたしの勤めていたリクルート出身の方なのでとても親近感ももちろんですが
民間企業卒で、杉並区立和田中学校の元校長としても大変有名な方です。
でも本を読んだこともないし、ネットこの方の記事を読むくらいでした。
西野亮廣さんがバチクソに面白いから読んだほうがいいと書かれていたので、大晦日にアマゾンで注文して、お正月に読みました。
この本には、人の生き方を4つのタイプに分類しています。
A 「権力(サラリーマン)志向」の社長タイプ
B 「プロ(独立)志向」の自営業タイプ
C 「権力(サラリーマン)志向」の公務員タイプ
D 「プロ(独立)志向」の研究科タイプ
私はおそらくBのタイプが一番近いと思われます。
この本のすごいところは、今まで”すごい”と考えられていた海外で活躍するようなグローバルエリートが一番という考えではなく
それぞれの生き方があって、その中で食べていけるためにどうしたら良いのかを書いているところだと思います。
(本書の「おわりに」を読んでほしいです。どうしてこの本を書いたのか、藤原さんが抱いた世の中への疑問・懸念が書かれています。)
沢山稼ぐ、世界で活躍している人はとてもカッコいいけど、幸せのあり方は人それぞれ。
「知ってるよ。…だから放って置いてください」という甘い内容でもない。
幸せは人それぞれなのは認めるけど、このままだと間違いなく近い将来食べていけなくなります。
そのための掛け算が書いてあります。7つの条件をクリアすれば、1%の人になれる方法が書いてあります。
私がすること
1 早起き…毎朝6時半に起きます。早速今日から起きましたが、正直辛い。
2 読書…とりあえず途中まで読んだきりになっていた本を読んでいます。そして藤原さんの本も追加購入。
3 早く帰宅する…10時半には離席して帰ります。
Bタイプに必要な条件を写真にとり、待受画面に。印刷して手帳にも貼ります。
プロになるためには、その一つのことを1万時間やり続ければプロになれる。
今1万時間やったと言えることは、営業に費やした時間かな?着物販売も、今も常に営業している気持ちなので。
でも着物を着ている時間も、文章を書いている時間も、まだまだ1万時間にいかない。
1%の人になるために、まずは1万時間何かに費やせる時間をつくるために、早く帰宅、早く起きる。これからスタートします。
ー「レアな人は孤独感が増すことを覚悟する」
一番大切なことは、この気構えが出来ているかどうか、かな。
<余談>
わたしもリクルート時代には「島崎はなにがしたいの?」と常に問われてきました。
それは仕事についての問でした。3年半という期間限定の契約だったので、卒業が近づくと
何がしたいの?やりたいことあるの?それはリクルートでは成し遂げられないの?
やりたいことがないのであれば、今目の前のお客さまにもっと伴走して、
日本の若者の将来を作る手助けをしたほうが良いのではないか。
そんな上司や先輩、同期からの提案と、私の中の私がそう投げかけてくることもしばしばでした。
(リクルートという会社はとてもおもしろい会社です。
あの会社にいなかったら今の自分はなかったでしょう。本当に働かせていただいてよかったと感謝しています。)
私は着物や日本の文化を伝える仕事をしたいけど、じゃあそれでどうやってお金を稼ぐのかについては考えられていませんでした。
でもある日、ほぼ同時期に卒業していった、後輩のTちゃんが言うのです
「島崎さんは、着物が好きで、地域活性にも興味があって、サーフィンもやりたくて…やりたいことだらけじゃないですか?!何がいけないんですか?」
え…? やりたいことが仕事でなくてもいいってこと?
ずーっと仕事のことしか考えてこなかった自分にとって、青天の霹靂でした。
すっきりしました。なんの杭もなく卒業しました。
必ずしもすぐに仕事にならなくてもいい、でも自分のやりたいことがしたい。
2014年6月にリクルートを退社して、着物イベント団体「きものでかける」を立ち上げたのが同年10月。
今や4年目に突入しています。
そしてこの経験を買われて、今はメディアの配信スタッフ、ライター、専門学校講師など、
大好きな日本文化というフィルターの中で仕事をすることが出来ています。
本をぜひ読んで頂きたいのですが、
私はCというタイプから→Dに行き(きものでかけるを立ち上げた時)、そして今Bのタイプになってお金を稼ぎたいと思っています。
Cというタイプにいるときは、Aタイプが◎とされるので、どうしてもAにならないといけない(CとDは縁遠い存在)と思い込んでいました。
でも人はなりたいと思う人間になるために、ある程度の時間をかければなることができるのです。
その期間を長いと感じるのか短く感じるのはわかりませんが、わたしはなりたいと思います。
