Kanako Shimazaki
着物でギックリ腰になったら
『着物でギックリ腰になったら』 さて、一昨日ギックリ腰になりました。 いつも通り趣通信のライブ配信終了後 1人になったスタジオを後にしようと片付けようとしていたときのこと。
わたしの腕を広げてやっとのテーブルの天板を 持ち上げようとしたそのときです。 神様の荒療治(ギックリ腰)! ギックリ腰4回目ともなると瞬時に判断がつきました。 しかし今倒れたくないので「気のせいではないか」と思い込むことに。 ガラス張りのこの部屋の中で 着物女子が倒れているところを見られたくないと ブラインドをおろし(すでに負けを認めています)、瞬時に倒れました(笑) 折れます、心が折れました。ポッキリ。 この天井二階建て分くらいあるきれいな空間で、 着物で倒れる32歳。 明日までここでじっとしているしかない。 助けは来ないが死ぬことはない。 幸い、ここは知り合いの借りているところだし トイレもシャワーも水もある。 冷蔵庫に氷があったので、腰に当てられる。 今までのギックリ腰史上1番軽いタイプで とりあえず激痛が伴いながらも一度腰をまっすぐにすれば、 トイレにも行ける。 と、今回のギックリ腰のいいところを考えていたら 「待てよ、腰は痛いけど、心が痛む必要はあるのか?それは自分の気持ちのコントロールの問題だ。今こそ次のステップへ!」 と思い、今しかできないことをしようと思いました。 ということで、わたしにしか伝えられないだろう 『着物でギックリ腰になったら』 ◆まずすること ・落ち着いてください。おそらく、死にません。 ・救急車を呼んだら、あなたの着物を切られたり、病院で脱がされて湿布貼られて、またそれを着て帰るなんてこともあるかもしれません。その方が苦です。早まらないでください。 ・腰は痛いかもしれませんが、心は元気でいましょう(いじめではありません。神様が休めと言っています)。 ◆気持ちが落ち着いたら ・氷など冷やせるものがあれば冷やす(この際着物が濡れないように、何かに包みましょう) ・帯をコルセットがわりに、骨盤辺りまで下ろす(写真参照) ・横になる(同じ体勢は辛いので、変えながら。膝を曲げると楽です) ◆昨日鍼の先生の診断で言われたこと おそらく帯をしている状態でギックリ腰になったから変に捻らず、軽い症状で済んだのではないか。 ◆まとめ 着物でギックリ腰になったのは不幸中の幸い。 草履を履くのも楽。着物を脱ぐのも楽。 瀕死なのは腰だけで、心は元気でいたい。 ただ、汚れないように綺麗な場所で倒れたい。 以上 ※最後は兄が車で回収に来てくれて、無事に家にたどり着きました。
